ヤクルト中央研究所のCSR活動 地域社会・自然環境との共生

ヤクルトグループでは、
1997年に制定した「ヤクルト環境基本方針」に則り、
地球環境の保全が「社会と共生する経営」の最重要課題の一つであるとして、事業活動の全領域で、環境保全活動を推進しています。
さらに2012年には、「CSR基本方針」を制定し、企業理念に基づいた企業活動を通じ社会的責任を果たしてきました。
2015年からは、CSRのグローバルスタンダードであるISO26000をベースにCSR活動を体系的に推進しています。

周辺環境との調和を目指した遊歩道を設置

 ヤクルト中央研究所は、「森と水に囲まれた研究所」を目指した施設づくりを推進し、その活動の一貫として、2015年、研究所敷地外周に遊歩道を設置しました。地域の皆さまへはもちろんのこと、自然豊かな武蔵野散策を楽しまれる方々に、自然と調和した環境を提供できるよう努めています。

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4箇所に設置された遊歩道のサイン

環境保全地域にサポートサイン(案内板)を寄贈、設置

 サポートサインとは、東京都環境局の「保全地域サポートサイン事業」の取り組みにより、都内44か所の貴重な自然が残されている保全地域に設置されている案内板のことです。この案内板は、地域の方々に保全地域に親しみを持って頂き、樹木の育成や維持管理といった自然の回復をサポートしていただくことを目的としています。ヤクルト中央研究所は、東京都環境局の要請に応え、近接する「谷保の城山歴史環境保全地域」(昭和50年12月東京都環境局指定)にサポートサイン第1号として2基を寄贈しました。

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城山歴史環境保全地域サポートサイン

環境に配慮した研究棟を設置

 ヤクルト中央研究所は、「森と水に囲まれた研究所」を基本コンセプトとし、緑豊かな周囲の環境との調和を目指した新研究所建設工事を2006年3月から開始し、2015年9月に全ての工事が完了しました。省エネルギーな「ヒートポンプ・蓄熱システム」を採用したエネルギー棟や、敷地および全研究棟に設置したソーラーパネルにより、エネルギー使用量とCO2排出量の削減を目指しています。

※ヒートポンプは空気熱を活用する高効率で経済性に優れた技術で主に給湯や空調で導入され、家庭用のエアコン等にも採用されています。また、使用する際に燃焼を伴わず、CO2を排出しないことから地球温暖化対策の切り札とも呼ばれています。

敷地内に設置されたソーラーパネル
敷地内に設置されたソーラーパネル

クリーン運動で周辺環境の美化推進

 地域社会と協力し環境保全につとめることは当然の責務と考えています。中央研究所周辺の清掃・美化を行うクリーン運動に積極的に取り組んでいます。

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クリーン運動に参加する所員

地域社会に寄り添う事業所を目指して

 ヤクルト中央研究所は、地域社会とのコミュニケーションを図り、地域の皆さまとの協調を目指す企業活動を推進しています。

こども110番
 地域の子どもたちの防犯活動の一環として、ピーポくんの家(子ども110番)に協力しています。

災害時の飲料水供給体制
 万一の災害時には、国立市の給水タンクに飲料水を提供できる体制を整えています。

グリーンウェイブへの参画
 「グリーンウェイブ」は、国連が定めた「国際生物多様性の日」である5月22日の午前10時(現地時刻)に、各国の企業・学校・市民が植樹等を行う、地球規模のキャンペーンです。ヤクルト中央研究所は、当社CSR推進室とともに、東京都国立市の協力を得て、2012年から植樹イベントに参画しています。

雨水タンク提供
 株式会社ヤクルトマテリアルの工場から廃棄される香料などの容器を国立市に提供しています。国立市が推進する「国立市水循環基本計画」に基づく雨水利用に貢献しています。

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イベントで植樹した樹木

信頼される事業所であるために -動物愛護への取り組み-

 ヤクルトでは、"人も地球も健康に"をコーポレートスローガンとして、人だけではなく周りのものすべてが健康であるよう研究開発をすすめています。健康な生活に寄与する食品や医薬品などの開発においても動物実験を行なわないことが理想ですが、現状では安全で機能性がある製品の開発には動物実験が不可欠です。ただし、動物を用いた研究においては、動物福祉の観点から、動物の生命を尊重し、動物にできる限り苦痛を与えず、必要最小限の動物数で目的が達成されなければならないと考えています。

 このため、"動物の愛護及び管理に関する法律"や国および関連団体の指針に従い、社内規程に則り「動物実験委員会」を設置し、動物を使用しない試験方法への代替検討を始めとした3Rへの対応と適正な管理を行なっています。また、動物に対する生命の尊重や倫理的配慮が成されるよう教育訓練や自己点検にも努めています。これらの取り組みにより、動物実験を適正に実施していると評価され2013年9月に公益財団法人ヒューマンサイエンス振興財団動物実験実施施設認証センター※※の認証を取得しました。

※3R:
Replacement(動物を用いない代替試験法の積極的な採用)、Reduction(実験動物数の削減)、Refinement(苦痛の軽減)
※※公益財団法人ヒューマンサイエンス振興財団動物実験実施施設認証センター:
厚生労働省の所管する動物実験実施機関における動物実験等の実施に関して、動物実験等の自主管理の促進とともに動物愛護の観点に配慮しつつ、科学的観点に基づく適正な動物実験等が実施されているかを外部評価・検証する事業を行なう、公益財団法人ヒューマンサイエンス振興財団内に設置された組織