菌の図鑑

私たちのくらしの中で息づく、菌たちの素顔を覗いてみませんか?

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[ア行]
アシディチオバチルス チオオキシダンス
アリスティペス インディスティンクタス
エシェリヒア コリ
エンテロコッカス フェカーリス
オドリバクター ラネウス
[カ行]
カンピロバクター ジェジュニ
クロストリジウム ディフィシル
クロストリジウム パーフリンジェンス
コリンセラ タナカエイ
[サ行]
サクシナティモナス ヒッペイ
サテレラ パルビルブラ
サルモネラ エンテリティディス
シュードモナス エルギノーザ
スタフィロコッカス アウレウス
スタフィロコッカス エピデルミディス
ストレプトコッカス サーモフィルス
ストレプトコッカス ミュータンス
スラッキア ピリフォルミス
セグメンテッド フィラメンタス バクテリア
[タ行]
ディアリスター サクシナティフィラス
[ナ行]
ニトロスピラ モスコヴィエンシス
ニトロソモナス ユーロピア
ニトロバクター ウィノグラドスキイ
[ハ行]
バクテロイデス オレイシプレヌス
バクテロイデス クラルス
バクテロイデス フラクサス
バチルス セレウス
バルネシエラ インテスティニホミニス
パラサテレラ エクスクレメンティホミニス
パラプレボテラ キシラニフィラ
パラプレボテラ クララ
ビフィドバクテリウム ビフィダム
ビフィドバクテリウム ブレーべ
ビフィドバクテリウム モンゴリエンセ
ビブリオ パラヘモリティクス
プロピオニバクテリウム アクネス
ヘリコバクター ピロリ
[マ行]
メガモナス ファニフォーミス
[ヤ行]
[ラ行]
ラクトコッカス ラクチス
ラクトバチルス アシドフィルス
ラクトバチルス イクイ
ラクトバチルス オドラティトフイ
ラクトバチルス オータキエンシス
ラクトバチルス カゼイ
ラクトバチルス キソネンシス
ラクトバチルス キャピラタス
ラクトバチルス スンキイ
ラクトバチルス デルブリッキィ ブルガリクス
ラクトバチルス プランタルム
ラクトバチルス ラピ
ロドコッカス ゾフィ

細菌の大きさ

 細菌は1マイクロメートル前後の微生物です。1マイクロメートルとは1000分の1ミリメートルで、肉眼で見える範囲の10分の1ミリメートルより小さいものです。細菌の姿を見るには顕微鏡の力を借りますが、さらに細かい部分を見るには電子顕微鏡が必要です。この「菌の図鑑」には、電子顕微鏡写真を掲載しています。よく小さいこと、細かいことを表現するのに「針の先」というたとえが用いられます。そこで、細菌の大きさを見るため木綿針の先端に乳酸桿菌(ラクトバチルス カゼイ)をつけて、電子顕微鏡で観察したのがこれら4枚の写真です。

 写真1は30倍、写真2は180倍に拡大したもので、なにか白いものが見えますが、よく分かりません。写真3は600倍に拡大したもので、やっと菌の姿が見えてきました。写真4は、針の先端を3000倍に拡大したもので、個々の菌の姿がよく観察できます。細い針の先端に数百個が楽に乗るほど細菌は小さいのです。

30mm.jpg
写真1
100μm.jpg
写真2
30μm先端.jpg
写真3
7.細菌の大きさ 写真4 .jpg
写真4

細菌の分類と名称について

 細胞核を持たない生物(原核生物)である細菌は、真正細菌(Bacteria、狭義の細菌)と古細菌(Archaea)の2界(Kingdom)に大別され、さらに門(Phylam)、綱(Class)、目(Order)、科(Family)、属(Genus)、種(Species)と細分されます。

 学名とは生物につけられた世界共通の名称で、種の学名(種名)は属名と種小名(細菌の場合は種形容語)で構成され、このような表し方を二名法といいます。Lactobacillus casei (ラクトバチルス カゼイ)やBifidobacterium breve (ビフィドバクテリウム ブレーベ)がその例です。

 ちなみに属より上位の分類はLactobacillus casei の場合は、Firmicutes (ファーミキューテス)門-Bacilli (バチリ) 綱-Lactobacillales (ラクトバチラレス)目-Lactobacillaceae (ラクトバチラシエ)科であり、Bifidobacterium breve の場合は、Actinobacteria (アクチノバクテリア)門-Actinobacteria (アクチノバクテリア)綱-Bifidobacteriales (ビフィドバクテリアレス)目-Bifidobacteriaceae (ビフィドバクテリアシエ)科となります。

 おなじようにヒトの分類上の位置を分かりやすいように和名で表すと、動物界-脊索動物門-哺乳綱-ヒト科-ヒト属(ホモ)-サピエンスとなります。

ヒト
ホモ サピエンス
Homo sapiens
階 層 ラクトバチルス カゼイ
Lactocillus casei
ビフィドバクテリウム ブレーベ
Bifidobacterium breve
ユーカリア (ドメイン) バクテリア バクテリア
(真核生物) (真正細菌) (真正細菌)
動物界 界(キングダム)
脊索動物門 門(ファイラム) Firmicutes Actinobacteria
哺乳網 網(クラス) Bacilli Actinobacteria
霊長目 目(オーダー) Lactobacillales 目 Bifidobacteriales 目
ヒト科 科(ファミリー) Lactobacillaceae 科 Bifidobacteriaceae 科
ホモ属 属(ジーナス) Lactobacillus Bifidobacterium
サピエンス種 種(スピーシーズ) casei breve

細菌の命名に関するルール

 細菌の命名は「国際原核生物命名規約」に従って行われます。この規約は「国際微生物連合」の「国際原核生物命名委員会」によって定められたもので、公式出版物である「International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology」に掲載されるか承認されたものだけが分類名として認められます。
 属名、種名など分類学的な位置を示す学名はラテン語またはラテン語化した語でなくてはならず、属名と種形容語には語源の説明を付けることになっています。種形容語は一般には種の性状または由来を表すような語が付けられます。Lactobacillus は乳を表すLactoと桿菌を表すbacillusの合成語で、casei はチーズを表しています。
 また、属名や種名などはその菌の発見者や、細菌学に貢献した研究者の名前に由来することが多くあります。赤痢菌の標準菌種(type species)は分類学的にShigella dysenteriae (シゲラ ディセンテリー)(Shiga 1897)Castellani and Chalmers 1919(Approved Lists 1980)と表記されますが、属名のShigella は1897年にこの菌を発見した滋賀潔にちなんだもので、1919年にCastellani(カステラ―ニ)とChalmers(チャルマーズ)によって命名され、1980年に国際微生物連合によって正式に承認されたということがわかります。

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