ヤクルト中央研究所のCSR活動

ヤクルトグループは、企業理念「生命科学の追究を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します」
およびコーポレートスローガン「人も地球も健康に」のもと「CSR基本方針」を定めています。
また、2021年3月に特定したマテリアリティ(重要課題)に基づいた取り組みを進め、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
ヤクルト中央研究所はこれらに則り、CSR活動に取り組んでいます。

世界の人々の健康、「安全・安心」に貢献する研究開発活動

 ヤクルト中央研究所は、予防医学の見地から、独自のマイクロバイオーム研究を基盤に腸内フローラおよびプロバイオティクス研究を活動の柱とし、健康維持・増進に役立つ食品、化粧品、医薬品の創出に取り組んでいます。
 外部の大学や病院、研究機関などとの共同研究も積極的に取り入れ、健康課題や社会課題を解決する新たな価値の提供を目指し、研究開発活動を推進しています。

 また、製品開発における安全性に関わる各種試験データの信頼性を第三者視点から保証する専門部署を設置するとともに、製品開発における素材や製品の安全性評価や品質分析を行い、高品質の確保とお客さまの「安全・安心」の保証に努めています。

世界の人々の健康、「安全・安心」に貢献する研究開発活

お客さまや地域社会に寄り添う事業所を目指して

 ヤクルト中央研究所は、お客さまや地域社会とのコミュニケーションを通じ、社会活動を推進しています。

研究所見学・中高生向けオンラインプログラム
 当社研究活動の歴史や取り組みをより多くの方に知っていただくために、敷地内に設けた「代田記念館」を一般公開し、研究員による説明型の見学を実施しています。
 また、中学生、高校生のキャリア教育推進のため、「オンライン企業訪問プログラム」を導入しています。研究員という職業について理解を深め、仕事を通じた社会貢献に興味をもっていただく機会を提供し、次世代育成に貢献します。

※現在、新型コロナウイルスなどの国内の感染拡大防止のため、代田記念館の見学は休止しています。

研究所見学・中高生向けオンラインプログラム
オンライン企業訪問プログラム実施風景

こども110番
 地域の子どもたちの防犯活動の一環として、ピーポくんの家(子ども110番)に協力しています。

災害時の生活用水供給体制
 万一の災害時には、国立市の給水タンクに生活用水を提供できる体制を整えています。

グリーンウェイブへの参画
 「グリーンウェイブ」は、国連が定めた「国際生物多様性の日」に、各国の企業・学校・市民が植樹等を行う、地球規模のキャンペーンです。ヤクルト中央研究所は、当社CSR推進室とともに、東京都国立市の協力を得て、2012年から植樹イベントに参画しています。

雨水タンク提供
 株式会社ヤクルトマテリアルの工場から廃棄される香料などの容器を国立市に提供しています。国立市が推進する「国立市水循環基本計画」に基づく雨水利用に貢献しています。

イベントで植樹した樹木
イベントで植樹した樹木

自然環境との共生

 ヤクルト中央研究所は、「森と水に囲まれた研究所」を基本コンセプトとし、緑豊かな周辺環境との調和を目指しています。

 研究棟には「ヒートポンプ・蓄熱システム」※1やソーラーパネルを設置し、さらに、蒸気配管に高性能断熱材を巻いて放熱ロスを削減するなどさまざまな省エネ対策に取り組んでいます。これら中央研究所での省エネルギーへの貢献が評価され、経済産業省関東経済産業局より「令和2年度エネルギー管理優良事業者等関東経済産業局長表彰」を受賞しました。
 また、2021年4月から持続可能な社会の実現に貢献する環境対策の一環として「カーボンニュートラル都市ガス」※2を導入しています。

 今後も地球環境全体の健康も視野に入れた継続的な省エネ活動を推進し、低炭素社会の実現に努めます。

関東経済産業局長表彰状
関東経済産業局長表彰状
敷地内に設置されたソーラーパネル
敷地内に設置されたソーラーパネル
※1
ヒートポンプは空気熱を活用する高効率で経済性に優れた技術で主に給湯や空調で導入され、家庭用のエアコン等にも採用されています。また、使用する際に燃焼を伴わず、CO2を排出しないことから地球温暖化対策の切り札とも呼ばれています。
※2
天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスを、森林の再生支援などによるCO2削減分で相殺し、二酸化炭素の排出量をゼロとみなすことができる液化天然ガス(LNG)です。東京ガス株式会社とカーボンニュートラル都市ガスの供給に関する基本合意書を締結し、2021年4月から2026年3月末までの5 年間、中央研究所に供給される都市ガスの全量を同ガスに切り替えることで、約11,500tのCO2削減に貢献します。
カーボンニュートラル都市ガス

信頼される事業所であるために-動物愛護への取り組み-

 ヤクルトでは、"人も地球も健康に"をコーポレートスローガンとして、人だけではなく周りのものすべてが健康であるよう研究開発をすすめています。研究開発における動物実験の実施にあたっては、動物福祉の観点から、動物の生命を尊重し、動物にできる限り苦痛を与えず、必要最小限の動物数で目的が達成されなければならないと考えています。

 このため、"動物の愛護及び管理に関する法律"や国および関連団体の指針に従い、社内規程に則り「動物実験委員会」を設置し、動物を使用しない試験方法への代替検討を始めとした3R※3への対応と適正な管理を行っています。また、動物に対する生命の尊重や倫理的配慮が成されるよう教育訓練や自己点検にも努めています。これらの取り組みにより、動物実験を適正に実施していると評価され、2017年10月にAAALAC International※4(国際実験動物ケア評価認証協会)の完全認証を取得しています。なお、法的義務または各国の関係当局からの指導がある場合等を除き、食品および化粧品研究における動物実験は行っておりません。

※3
3R: Replacement(動物を用いない代替試験法の積極的な採用)、Reduction(実験動物数の削減)、Refinement(苦痛の軽減)
※4
AAALAC International(the Association for Assessment and Accreditation of Laboratory Animal Care International): 科学分野における動物の人道的な取り扱いを推進する民間の非営利団体であり、動物実験が科学・倫理の観点において 適正に実施されていることを調査および認証する国際的な第三者評価機関