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乳酸菌ラクトバチルス カゼイ シロタ株の 高菌数、高密度化技術と脳腸軸を介した新規保健機能研究が 「令和2年度 日本栄養・食糧学会 技術賞」を受賞

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「高齢者の健康管理」第2話を公開しました。 

プロバイオティクスの継続摂取が高齢者の健康管理に役立つ可能性を紹介します。

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「高齢者の健康管理」第1話を公開しました

高齢者の健康管理における体重管理の重要性について紹介します。

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プロバイオティクスを含む乳製品摂取による回腸末端部での細菌叢の動態を確認 ~ERBIを回腸末端部の環境変化を解明する目的で導入~

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明日の学びに役立つヤクルト中央研究所からの発信

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高齢者の健康管理②:プロバイオティクスの新たな可能性

高齢者の健康管理②:プロバイオティクスの新たな可能…

 高齢者は加齢に伴う機能低下などにより、前話で紹介した体重減少だけでなく、便秘や感染症に罹患しやすいなどの問題が起こります。このようなさまざまな健康問題を抱える高齢者において、これまでにプロバイオティクスの摂取が健康管理や生活の質向上に役立つ可能性が示唆されています。
 そしてこの度、プロバイオティ…

 高齢者は加齢に伴う機能低下などにより、前話で紹介した体重減少だけでなく、便秘や感染症に罹患しやすいなどの問題が起こります。このようなさまざまな健康問題を抱える高齢者において、これまでにプロバイオティクスの摂取が健康管理や生活の質向上に役立つ可能性が示唆されています。
 そしてこの度、プロバイオティクスを長期間にわたり摂取した高齢者の健康状態への影響を調べた研究成果が報告されました。
 この研究の対象者は、約20年前に実施したL.カゼイ・シロタ株を用いた大腸がん発症リスク低減に関する臨床試験の参加者です。対象者の約20年間の経過観察情報を収集し、発がん状況や体重変化などについて、先の試験終了後も継続してL.カゼイ・シロタ株を摂取している人と摂取していない人で比較しました。
 その結果、L.カゼイ・シロタ株の長期継続摂取が高齢者の体重減少を抑制することが確認され、高齢者の健康管理に役立つ可能性が見出されました。

高齢者の健康管理①:高齢者における体重管理の重要性

高齢者の健康管理①:高齢者における体重管理の重要性

 急速に少子高齢化が進展し、今や超高齢社会を迎えている日本。日本人の平均寿命は伸びる一方、今後、健康上の問題をかかえて過ごす期間も延びることが予想されています。
 このような状況から、高齢者の生活の質(QOL)が低下するのを防ぐとともに、社会的負担を軽減する点でも健康寿命の延伸は重要課題です。
 高…

 急速に少子高齢化が進展し、今や超高齢社会を迎えている日本。日本人の平均寿命は伸びる一方、今後、健康上の問題をかかえて過ごす期間も延びることが予想されています。
 このような状況から、高齢者の生活の質(QOL)が低下するのを防ぐとともに、社会的負担を軽減する点でも健康寿命の延伸は重要課題です。
 高齢者の健康管理におけるバイタルサインのひとつが、体重の変化です。
 高齢者はさまざまな要因が重なることで、食欲低下や食事量の減少などで体重が減少しやすくなります。高齢者では、この体重減少が基礎疾患の増悪因子となることや、免疫力の低下、筋肉量・筋力の低下などにつながると言われています。また、体重減少はフレイルの主要要因でもあり、日常生活度(ADL)やQOLを低下させ、要介護のリスクを高めます。
 さらに死亡リスクや認知症発症リスクとの関連も報告されるなど、高齢者における体重管理は重要です。

「健康用語の基礎知識」に用語を追加、更新しました。

「健康用語の基礎知識」に用語を追加、更新しました。

脳腸相関⑤:乳酸菌が脳腸相関に及ぼす影響(後編)

脳腸相関⑤:乳酸菌が脳腸相関に及ぼす影響(後編)

 ストレスは、「睡眠の質」を低下させる要因の一つとして知られており、ストレス社会の現代において睡眠障害も社会問題となっています。睡眠は心身の健康維持に重要です。十分な睡眠時間の確保はもちろんですが、より重要なのが「睡眠の質」にあると言われています。

 睡眠の質は、脳波測定により客観的に把握でき、脳…

 ストレスは、「睡眠の質」を低下させる要因の一つとして知られており、ストレス社会の現代において睡眠障害も社会問題となっています。睡眠は心身の健康維持に重要です。十分な睡眠時間の確保はもちろんですが、より重要なのが「睡眠の質」にあると言われています。

 睡眠の質は、脳波測定により客観的に把握でき、脳波の波形から睡眠の深さを知ることができます。質の良い睡眠には、睡眠を構成する「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の周期的なリズムが大事と言われます。また、眠りに落ちて最初に訪れる最も深い睡眠の長さ(熟眠時間)とこの時に出現する「デルタ波」の量(デルタパワー)が睡眠の質を決めるとされ、睡眠研究の評価に利用されています。

 前話での「L.カゼイ・シロタ株」のストレス緩和作用と同様に、一時的な精神的ストレス状況下の医学部生を対象に睡眠に対する影響も調べました。その結果、L.カゼイ・シロタ株を1本100mlに1000億個含む飲料の継続飲用によって、一時的な精神的ストレス状況下における睡眠の質の向上が認められました。

脳腸相関④:乳酸菌が脳腸相関に及ぼす影響(前編)

脳腸相関④:乳酸菌が脳腸相関に及ぼす影響(前編)

 ストレスによる心身の不調は、健康な人にも日常的に起こりうることです。重要な会議で発表をするなど、期日に向けた準備の中で焦りや不安といった一時的なストレスを感じたことはありませんか。

 ここぞという場面で一時的なストレスによる心身の不調によって最高のパフォーマンスを発揮できないことは、その人自身の…

 ストレスによる心身の不調は、健康な人にも日常的に起こりうることです。重要な会議で発表をするなど、期日に向けた準備の中で焦りや不安といった一時的なストレスを感じたことはありませんか。

 ここぞという場面で一時的なストレスによる心身の不調によって最高のパフォーマンスを発揮できないことは、その人自身の生活の質(QOL)の低下にもつながります。

 近年、脳腸相関研究の進展により、日常的に起こりうる一時的なストレスに対し、腸を起点としたアプローチが注目されつつあり、手軽に利用できるプロバイオティクスを一時的な精神的ストレスがかかる状況にある人のQOL向上に役立てようとする研究が行われました。

 この研究では、学術試験を控え、一時的なストレスがかかっている医学部生に「L.カゼイ・シロタ株」を1本100mlに1000億個含む飲料を継続飲用してもらったところ、ストレスの緩和作用が認められました。

脳腸相関③:脳腸相関は腸内細菌なしには語れない?!

脳腸相関③:脳腸相関は腸内細菌なしには語れない?!

 脳と腸は常に情報を交換し合い、互いに影響を及ぼし合う「脳腸相関」と言われる関係にありますが、近年、これに腸にすみつく腸内細菌が影響を及ぼしていることが分かってきました。現在、脳腸相関は「脳‐腸‐腸内細菌相関」という新しい概念に進化してきています。

 腸内細菌は脳腸相関の悪循環が原因とされる「過敏…

 脳と腸は常に情報を交換し合い、互いに影響を及ぼし合う「脳腸相関」と言われる関係にありますが、近年、これに腸にすみつく腸内細菌が影響を及ぼしていることが分かってきました。現在、脳腸相関は「脳‐腸‐腸内細菌相関」という新しい概念に進化してきています。

 腸内細菌は脳腸相関の悪循環が原因とされる「過敏性腸症候群(IBS)」に関与する可能性も示されてきており、今や脳腸相関をより深く理解するために腸内細菌は無視できない存在と言えます。

 腸内細菌の脳への影響のメカニズムについてはさまざまな角度から研究が進められていますが、最近の研究で、腸内細菌が脳と腸を結ぶ「迷走神経」を刺激し、脳に影響を及ぼしていることが分かってきました。また、この考えを応用し、腸内フローラのバランスを改善する乳酸菌などのプロバイオティクスを心身の不調の改善に役立てようとする研究も行われています。

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基盤研究所

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 基盤研究所は、腸内細菌と宿主の生理機能との関わり合いを解明することにより、「健腸長寿」の科学的根拠を立証し、製品素材の予防医学的価値を生み出すことで、ヤクルト独自の開発研究を根底から支えています。…

 基盤研究所は、腸内細菌と宿主の生理機能との関わり合いを解明することにより、「健腸長寿」の科学的根拠を立証し、製品素材の予防医学的価値を生み出すことで、ヤクルト独自の開発研究を根底から支えています。

微生物研究所

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 微生物研究所では、微生物の研究に特化し、未だ明らかにされていない生理機能の解明を行うとともに、新たな有用微生物の資源化と製品開発への応用を行っています。

 また、製品を安定的に製造するために必要不可欠な種菌供給も重要な使命です。…

 微生物研究所では、微生物の研究に特化し、未だ明らかにされていない生理機能の解明を行うとともに、新たな有用微生物の資源化と製品開発への応用を行っています。

 また、製品を安定的に製造するために必要不可欠な種菌供給も重要な使命です。

主な研究成果

主な研究成果

 研究拠点を京都から東京都・国立市に移転した1967年以降の主な研究成果をご紹介します。…

 研究拠点を京都から東京都・国立市に移転した1967年以降の主な研究成果をご紹介します。