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腸内フローラ③:ヤクルトの取り組み(前編)

 腸内フローラ解析には、長年培養法が用いられてきましたが、その全貌を解き明かすには限界があり、膨大なDNAを読み取るメタゲノム解析法という新たな解析手法が腸内フローラ研究を牽引するようになりました。

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身近な感染症:食中毒編②

平成8年7月に大阪府で学校給食による腸管出血性大腸菌O157の集団感染が発生し、多くの児童に被害が及びました。

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健腸長寿⑥:「プロバイオティクス」って何?

1929年、世界で最初の抗菌薬としてペニシリンが発見されました。

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食後の血糖値対策の重要性②

糖尿病予防の基本は、適度な運動とバランスの良い食事です。 幸いなことに、運動や食事といった生活習慣をきちんと正すことができれば、糖尿病へ移行する予備軍の段階で糖尿病を予防することができます。

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明日の学びに役立つヤクルト中央研究所からの発信

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腸内フローラ③:ヤクルトの取り組み(前編)

腸内フローラ③:ヤクルトの取り組み(前編)

 腸内フローラ解析には、長年培養法が用いられてきましたが、その全貌を解き明かすには限界があり、膨大なDNAを読み取るメタゲノム解析法という新たな解析手法が腸内フローラ研究を牽引するようになりました。この技術の登場により、健康や疾病に関わる機能遺伝子が腸内フローラに存在することにくわえ、腸内フローラを…

 腸内フローラ解析には、長年培養法が用いられてきましたが、その全貌を解き明かすには限界があり、膨大なDNAを読み取るメタゲノム解析法という新たな解析手法が腸内フローラ研究を牽引するようになりました。この技術の登場により、健康や疾病に関わる機能遺伝子が腸内フローラに存在することにくわえ、腸内フローラを構成する菌が1000種類に上ることが明らかになりました。
 しかし今主流のメタゲノム解析法も万能ではなく、日和見菌など、ヒトの抵抗力が弱まったときに病気を引き起こすような、腸内フローラ全体からすると数が少ないマイナーな菌は読み取ることができません。
 ヤクルトでは、予防医学の見地から、腸内フローラをより正確に把握する技術の開発に長年取り組んできました。
そして、日和見感染菌など、腸内フローラの構成菌としてマイナーであっても菌数を正確に測定することができる独自の腸内フローラ解析システム「YIF-SCAN®」を開発しました。

身近な感染症:食中毒編②

身近な感染症:食中毒編②

 平成8年7月に大阪府で学校給食による腸管出血性大腸菌O157の集団感染が発生し、多くの児童に被害が及びました。
 大阪府立母子保健総合医療センターでは、O157による食中毒の疑いで同センターを受診した小学生259名を対象とした、排便習慣と重症度についての大規模なアンケート調査を実施しました。その結…

 平成8年7月に大阪府で学校給食による腸管出血性大腸菌O157の集団感染が発生し、多くの児童に被害が及びました。
 大阪府立母子保健総合医療センターでは、O157による食中毒の疑いで同センターを受診した小学生259名を対象とした、排便習慣と重症度についての大規模なアンケート調査を実施しました。その結果、定期的な排便習慣がない児童では重症度が高いこと、排便習慣があり、特に時間帯などが決まっていて規則正しい排便習慣のある児童は軽症で済んだこと、がわかりました。
 規則的な排便によりおなかの中にO157がとどまっている時間が短かったことが食中毒の重症度を低減させたということです。
 日常の正しい食生活でおなかの環境を整えることが規則正しい排便習慣につながり、さらに、それが食中毒予防の大事なポイントになっている、といえるのではないでしょうか。

第117回日本外科学会定期学術集会

第117回日本外科学会定期学術集会

開催日:2017/4/27〜2017/4/29

1) 食道癌集学的治療におけるシンバイオティクスを用いた腸内環境の維持とその効果(ワークショップ:外科診療における腸内フローラ・腸内細菌の重要性)…

開催日:2017/4/27〜2017/4/29

1) 食道癌集学的治療におけるシンバイオティクスを用いた腸内環境の維持とその効果(ワークショップ:外科診療における腸内フローラ・腸内細菌の重要性)

AACR (American Association for Cancer Research) Annual Meeting 2017

AACR (American Associatio…

開催日:2017/4/1〜2017/4/5

1) Functional analysis of the KIF22 in human prostate cancer cells(ポスター)

(ヒト前立腺がん細胞におけるKIF22遺伝子の機能解析)

開催日:2017/4/1〜2017/4/5

1) Functional analysis of the KIF22 in human prostate cancer cells(ポスター)

(ヒト前立腺がん細胞におけるKIF22遺伝子の機能解析)

健腸長寿⑥:「プロバイオティクス」って何?

健腸長寿⑥:「プロバイオティクス」って何?

 20世紀初頭、抗菌薬の登場により感染症の治療が飛躍的に向上しました。しかし抗菌薬の使用は、特定の菌は抑えても別の菌には効かず異常増殖させてしまうことが問題となりました。また同じものを長く使い続けているとだんだん効果がなくなることも明らかになりました。

 そんな中、良い菌と共生して悪い菌をお…

 20世紀初頭、抗菌薬の登場により感染症の治療が飛躍的に向上しました。しかし抗菌薬の使用は、特定の菌は抑えても別の菌には効かず異常増殖させてしまうことが問題となりました。また同じものを長く使い続けているとだんだん効果がなくなることも明らかになりました。

 そんな中、良い菌と共生して悪い菌をおさえるという「プロバイオティクス」の考え方が注目されるようになりました。最初、プロバイオティクスの定義は、英国のフラー博士による「腸内フローラのバランスを改善することにより、人に有益な作用をもたらす生きた微生物(有用菌)」が広く受け入れられました。

 今日、その定義は、「十分量を摂取したときに宿主に有益な効果を与える生きた微生物」が世界的に主流となっています。プロバイオティクスの代表といえば、乳酸菌やビフィズス菌ですが、これらが全てプロバイオティクスかというとそうではありません。プロバイオティクスであるためには、いくつかの条件を満たしている必要があります。

食後の血糖値対策の重要性②

食後の血糖値対策の重要性②

 糖尿病予防の基本は、適度な運動とバランスのいい食事です。ヤクルト中央研究所では、「グァバ葉茶」に含まれている『グァバ葉ポリフェノール』が、“食後血糖値の上昇を抑える効果”があることを立証しました。糖尿病予備軍の方は、この『グァバ葉ポリフェノール』を食生活に取り入れることをお勧めします。
 「グァ…

 糖尿病予防の基本は、適度な運動とバランスのいい食事です。ヤクルト中央研究所では、「グァバ葉茶」に含まれている『グァバ葉ポリフェノール』が、“食後血糖値の上昇を抑える効果”があることを立証しました。糖尿病予備軍の方は、この『グァバ葉ポリフェノール』を食生活に取り入れることをお勧めします。
 「グァバ葉茶」とは、グァバの葉から作られたお茶のことです。ヤクルト中央研究所では1990年代から、 この「グァバ葉茶」に注目して研究を進めてきました。その結果、『グァバ葉茶』には、“食後血糖値の上昇を抑える効果”があることが立証されました。さらに、「グァバ葉茶」に含まれているこの『グァバ葉ポリフェノール』が、その有効成分であることも分かりました。
 糖尿病予備軍の方は、糖尿病予防の有効な手段のひとつとして、この「グァバ葉茶」を食生活に上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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ヤクルト中央研究所について

基盤研究所

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 基盤研究所は、腸内細菌と宿主の生理機能との関わり合いを解明することにより、「健腸長寿」の科学的根拠を立証し、製品素材の予防医学的価値を生み出すことで、ヤクルト独自の開発研究を根底から支えています。…

 基盤研究所は、腸内細菌と宿主の生理機能との関わり合いを解明することにより、「健腸長寿」の科学的根拠を立証し、製品素材の予防医学的価値を生み出すことで、ヤクルト独自の開発研究を根底から支えています。

研究所の主な成果

研究所の主な成果

 研究拠点を京都から東京都・国立市に移転した1967年以降の主な研究成果をご紹介します。…

 研究拠点を京都から東京都・国立市に移転した1967年以降の主な研究成果をご紹介します。

中央研究所の概要

中央研究所の概要

 ヤクルト中央研究所は、「予防医学にもとづき、有用微生物を利用して、生体調節機能をもった食品、医薬品、化粧品の開発を通じて企業理念の実現を果たす。」をテーマとし、ヤクルトグループの企業理念である「生命科学の追究を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します。」の実現を目指します。…

 ヤクルト中央研究所は、「予防医学にもとづき、有用微生物を利用して、生体調節機能をもった食品、医薬品、化粧品の開発を通じて企業理念の実現を果たす。」をテーマとし、ヤクルトグループの企業理念である「生命科学の追究を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します。」の実現を目指します。