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「健康用語の基礎知識」に用語を追加、更新しました。

難消化性、 研究レビュー(システマティックレビュー、Systematic Review(SR))、制御性T細胞(Treg)、コホート研究 、METs(メッツ)、ストレス 、 睡眠の質 、交感神経、迷走神経、コルチゾール

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「代田記念館」見学の一時中止のお知らせ

新型コロナウイルス等の国内の感染拡大防止のため、3月2日(月)から当面の間、見学を中止とさせていただきます。
すでに2月21日(金)から、新規の受け付けは行っておりません。
見学ご希望の皆さまには大変申し訳ございませんが、ご理解のほど、よろしくお願い申しあげます。
なお、再開が決まりましたら、当ホームページにてお知らせいたします。

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脳腸相関⑤を追加しました

「特集コンテンツ」に新たな記事を追加しました

脳腸相関⑤:乳酸菌が脳腸相関に及ぼす影響(後編)

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脳腸相関④を追加しました

脳腸相関④:乳酸菌が脳腸相関に及ぼす影響(前編)

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明日の学びに役立つヤクルト中央研究所からの発信

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脳腸相関⑤:乳酸菌が脳腸相関に及ぼす影響(後編)

脳腸相関⑤:乳酸菌が脳腸相関に及ぼす影響(後編)

 ストレスは、「睡眠の質」を低下させる要因の一つとして知られており、ストレス社会の現代において睡眠障害も社会問題となっています。睡眠は心身の健康維持に重要です。十分な睡眠時間の確保はもちろんですが、より重要なのが「睡眠の質」にあると言われています。

 睡眠の質は、脳波測定により客観的に把握でき、脳…

 ストレスは、「睡眠の質」を低下させる要因の一つとして知られており、ストレス社会の現代において睡眠障害も社会問題となっています。睡眠は心身の健康維持に重要です。十分な睡眠時間の確保はもちろんですが、より重要なのが「睡眠の質」にあると言われています。

 睡眠の質は、脳波測定により客観的に把握でき、脳波の波形から睡眠の深さを知ることができます。質の良い睡眠には、睡眠を構成する「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の周期的なリズムが大事と言われます。また、眠りに落ちて最初に訪れる最も深い睡眠の長さ(熟眠時間)とこの時に出現する「デルタ波」の量(デルタパワー)が睡眠の質を決めるとされ、睡眠研究の評価に利用されています。

 前話での「L.カゼイ・シロタ株」のストレス緩和作用と同様に、一時的な精神的ストレス状況下の医学部生を対象に睡眠に対する影響も調べました。その結果、L.カゼイ・シロタ株を1本100mlに1000億個含む飲料の継続飲用によって、一時的な精神的ストレス状況下における睡眠の質の向上が認められました。

脳腸相関④:乳酸菌が脳腸相関に及ぼす影響(前編)

脳腸相関④:乳酸菌が脳腸相関に及ぼす影響(前編)

 ストレスによる心身の不調は、健康な人にも日常的に起こりうることです。重要な会議で発表をするなど、期日に向けた準備の中で焦りや不安といった一時的なストレスを感じたことはありませんか。

 ここぞという場面で一時的なストレスによる心身の不調によって最高のパフォーマンスを発揮できないことは、その人自身の…

 ストレスによる心身の不調は、健康な人にも日常的に起こりうることです。重要な会議で発表をするなど、期日に向けた準備の中で焦りや不安といった一時的なストレスを感じたことはありませんか。

 ここぞという場面で一時的なストレスによる心身の不調によって最高のパフォーマンスを発揮できないことは、その人自身の生活の質(QOL)の低下にもつながります。

 近年、脳腸相関研究の進展により、日常的に起こりうる一時的なストレスに対し、腸を起点としたアプローチが注目されつつあり、手軽に利用できるプロバイオティクスを一時的な精神的ストレスがかかる状況にある人のQOL向上に役立てようとする研究が行われました。

 この研究では、学術試験を控え、一時的なストレスがかかっている医学部生に「L.カゼイ・シロタ株」を1本100mlに1000億個含む飲料を継続飲用してもらったところ、ストレスの緩和作用が認められました。

脳腸相関③:脳腸相関は腸内細菌なしには語れない?!

脳腸相関③:脳腸相関は腸内細菌なしには語れない?!

 脳と腸は常に情報を交換し合い、互いに影響を及ぼし合う「脳腸相関」と言われる関係にありますが、近年、これに腸にすみつく腸内細菌が影響を及ぼしていることが分かってきました。現在、脳腸相関は「脳‐腸‐腸内細菌相関」という新しい概念に進化してきています。

 腸内細菌は脳腸相関の悪循環が原因とされる「過敏…

 脳と腸は常に情報を交換し合い、互いに影響を及ぼし合う「脳腸相関」と言われる関係にありますが、近年、これに腸にすみつく腸内細菌が影響を及ぼしていることが分かってきました。現在、脳腸相関は「脳‐腸‐腸内細菌相関」という新しい概念に進化してきています。

 腸内細菌は脳腸相関の悪循環が原因とされる「過敏性腸症候群(IBS)」に関与する可能性も示されてきており、今や脳腸相関をより深く理解するために腸内細菌は無視できない存在と言えます。

 腸内細菌の脳への影響のメカニズムについてはさまざまな角度から研究が進められていますが、最近の研究で、腸内細菌が脳と腸を結ぶ「迷走神経」を刺激し、脳に影響を及ぼしていることが分かってきました。また、この考えを応用し、腸内フローラのバランスを改善する乳酸菌などのプロバイオティクスを心身の不調の改善に役立てようとする研究も行われています。

身近な感染症:食中毒編①

身近な感染症:食中毒編①

 食中毒とは、有害・有毒な微生物や化学物質、自然毒などが食品や飲料水を通じて体内に入り、腹痛や下痢、嘔吐、発熱などの症状を起こすことを言います。食中毒の原因の9割は微生物(細菌やウイルス)です。高温多湿となる梅雨期から夏場にかけては細菌性食中毒が多発します。細菌性食中毒には、感染型と毒素型の2種類が…

 食中毒とは、有害・有毒な微生物や化学物質、自然毒などが食品や飲料水を通じて体内に入り、腹痛や下痢、嘔吐、発熱などの症状を起こすことを言います。食中毒の原因の9割は微生物(細菌やウイルス)です。高温多湿となる梅雨期から夏場にかけては細菌性食中毒が多発します。細菌性食中毒には、感染型と毒素型の2種類があります。
 一般的に下記の食中毒予防の三原則が肝心とされています。
1.つけない(洗浄、消毒)
 食品や食材についた細菌が手や調理器具を介してほかの食品や食材を汚染することを防ぎます。
2.ふやさない(冷却、迅速な調理)
 細菌は低温では増えにくい、という性質があるので、食品や食材をなるべく低温で保存します。また、細菌が増える前に食べれば、食中毒の発生を抑えることができます。
3.やっつける(加熱など)
 細菌は高温の過熱に弱いものがほとんどです。ただし、加熱の温度と時間との調節により完全に汚染細菌を失活させることが肝心です。 

身近な感染症:食中毒編②

身近な感染症:食中毒編②

 平成8年7月に大阪府で学校給食による腸管出血性大腸菌O157の集団感染が発生し、多くの児童に被害が及びました。
 大阪府立母子保健総合医療センターでは、O157による食中毒の疑いで同センターを受診した小学生259名を対象とした、排便習慣と重症度についての大規模なアンケート調査を実施しました。その結…

 平成8年7月に大阪府で学校給食による腸管出血性大腸菌O157の集団感染が発生し、多くの児童に被害が及びました。
 大阪府立母子保健総合医療センターでは、O157による食中毒の疑いで同センターを受診した小学生259名を対象とした、排便習慣と重症度についての大規模なアンケート調査を実施しました。その結果、定期的な排便習慣がない児童では重症度が高いこと、排便習慣があり、特に時間帯などが決まっていて規則正しい排便習慣のある児童は軽症で済んだこと、がわかりました。
 規則的な排便によりおなかの中にO157がとどまっている時間が短かったことが食中毒の重症度を低減させたということです。
 日常の正しい食生活でおなかの環境を整えることが規則正しい排便習慣につながり、さらに、それが食中毒予防の大事なポイントになっている、といえるのではないでしょうか。

免疫③:乳酸菌がNK活性を回復させる?!(前編)

免疫③:乳酸菌がNK活性を回復させる?!(前編)

 NK活性は、喫煙など不健康な生活習慣や老化により、低下することが明らかになっています。

 低下したNK活性を回復させる方法として、近年、注目されているのが「乳酸菌」の摂取です。多くの乳酸菌の中から生きて腸までとどく菌として見出されたL.カゼイ・シロタ株には、これまでの研究から免疫調節作用が…

 NK活性は、喫煙など不健康な生活習慣や老化により、低下することが明らかになっています。

 低下したNK活性を回復させる方法として、近年、注目されているのが「乳酸菌」の摂取です。多くの乳酸菌の中から生きて腸までとどく菌として見出されたL.カゼイ・シロタ株には、これまでの研究から免疫調節作用があり、低下したNK活性を回復させる働きのあることがわかっています。

 NK活性が低いことで知られる高齢者やNK活性が低下した健常成人にL.カゼイ・シロタ株を飲んでもらい、NK活性の変化を調べました。その結果、どちらの試験でもL.カゼイ・シロタ株の継続摂取により、NK活性が回復することが明らかになりました。

 NK活性を程よい状態に維持するにはL.カゼイ・シロタ株を毎日継続して飲むことも大切です。

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基盤研究所

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 基盤研究所は、腸内細菌と宿主の生理機能との関わり合いを解明することにより、「健腸長寿」の科学的根拠を立証し、製品素材の予防医学的価値を生み出すことで、ヤクルト独自の開発研究を根底から支えています。…

 基盤研究所は、腸内細菌と宿主の生理機能との関わり合いを解明することにより、「健腸長寿」の科学的根拠を立証し、製品素材の予防医学的価値を生み出すことで、ヤクルト独自の開発研究を根底から支えています。

微生物研究所

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 微生物研究所では、微生物の研究に特化し、未だ明らかにされていない生理機能の解明を行うとともに、新たな有用微生物の資源化と製品開発への応用を行っています。

 また、製品を安定的に製造するために必要不可欠な種菌供給も重要な使命です。…

 微生物研究所では、微生物の研究に特化し、未だ明らかにされていない生理機能の解明を行うとともに、新たな有用微生物の資源化と製品開発への応用を行っています。

 また、製品を安定的に製造するために必要不可欠な種菌供給も重要な使命です。

主な研究成果

主な研究成果

 研究拠点を京都から東京都・国立市に移転した1967年以降の主な研究成果をご紹介します。…

 研究拠点を京都から東京都・国立市に移転した1967年以降の主な研究成果をご紹介します。