食後の血糖値対策の重要性③
食後の血糖値の上昇を穏やかにすることが糖尿病予防の鍵
なぜ食後血糖値の上昇を抑えることが生活習慣病予防に大事なのでしょうか?食後に上昇した血糖値を下げるために、すい臓からは"インスリン"というホルモンが分泌されます。しかし、過食や肥満など、何らかの原因でインスリンの効き、あるいはインスリンの分泌が悪くなると、食後の血糖値はうまく下がらず、高血糖状態となります。そのため、すい臓はインスリンの分泌を繰り返し、やがてすい臓は疲れ果ててインスリンの分泌能が低下し、糖尿病が重症化してしまいます。
食後血糖値の上昇を穏やかにすることができれば、インスリンの分泌も少量ずつで済むので、すい臓への負担も軽減でき、糖尿病の発症や進展を抑えることができます。また、食後の急激な血糖値の上昇を抑えることで、糖尿病だけではなく、高血圧、心筋梗塞あるいは脳卒中などの循環器系疾患の発症リスクも下げることが知られています1)。
つまり、食後血糖値をいかに上手にコントロールするかが、いわゆる"生活習慣病予防"において、ますます重要であると考えられるようになってきたのです。
日々の生活の見直し・一工夫が糖尿病対策につながります
さて、「グァバ葉茶」が糖尿病予防の強い味方であるということがお分かりいただけたでしょうか?さっそく今日から「グァバ葉茶」生活を始めよう! と決めた方に、効果的な摂り方についてアドバイスします。高血糖気味の体を元に戻していくのは大変なこと、短期間でできることではありません。食事は、丼物・麺類などの1品料理だけではなく、副菜を組み合わせること、いきなりご飯や麺などの主食から口にするのではなく、まずは野菜から食べること、このような工夫で食後の血糖値の上昇を穏やかにすることができます。
そして「グァバ葉茶」は食事ごとに、長期的に継続して摂ることをお勧めします。摂る量は毎食200mlを目安に、また、毎食時が難しい場合は、1日で一番ボリュームのある食事の際、特に糖質をたくさん食べるときに食事といっしょに摂るなど工夫をするとよいでしょう。
しかし、あくまでも生活習慣の改善は、適度な運動とバランスのいい食事が基本です。例えば、運動をする時間がない方はエレベーターではなく階段を使う、通勤で電車を使っている人は一駅歩いてみるなど、日々の暮らしの中にも健康のためのアイディアはまだまだたくさんあるはずです。それから、ストレスを溜めないこと、ストレスと上手につきあうことも大事です。
血糖値やメタボが気になる方、運動不足や過食、ストレスに気を配りながら、健康生活の力強いサポートとして『グァバ葉ポリフェノール』が含まれている「グァバ葉茶」を上手に取り入れて、健康な生活習慣を身につけましょう!
【参考文献】
1) Jean-Louis Chiasson et al. "Acarbose treatment and the risk of cardiovascular disease and hypertension in patients with impaired glucose tolerance: the STOP-NIDDM trial." JAMA.2003,290(4),486-494.