菌の図鑑

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クロストリジウム ラモーサム

クロストリジウム ラモーサム
学名 Clostridium ramosum
分類 Firmicutes 門 Clostridia 綱
Clostridiales 目 Clostridiaceae 科
形状 桿菌
分布 腸管
発見 1898年
発見者 ベイロンとズーバー(フランス)

菌の特徴

 クロストリジウム ラモーサムは、1898年に虫垂炎患者から見つかった偏性嫌気性菌です。当初はバシルス ラモーサムと名づけられましたが、1971年にクロストリジウム ラモーサムと改名されました。芽胞の形態や、寒天培地上で生育したときに形成されるコロニーの特徴がクロストリジウム イノキュームやクロストリジウム クロストリジオフォルメと似ていることが知られています。このため、クロストリジウム ラモーサム、クロストリジウム イノキューム、クロストリジウム クロストリジオフォルメの3菌種は、これらの菌種名の頭文字をとって、RICグループと呼ばれています。一方、本菌は遺伝学的にクロストリジウム スピロフォルメと近縁であり、これらは便宜的にクロストリジウム ラモーサス グループとも呼ばれています。

健康との関わり

 ヒトの腸内に広く棲息していますが、腸内での病原性は確認されていません。ただし、敗血症の患者から検出されることがあります。動物を用いた研究によると、本菌が糖尿病の発症に関わっている可能性も示唆されていますが、ヒトの健康に対する本菌の役割はまだ不明な点が多く、今後の研究課題となっています。

出典

Woting et al. MBio. 5:e01530-14. (2014).
Forrester et al. Surg Infect (Larchmt). 15:343-6. (2014).
松木隆広, 腸内細菌学雑誌 22 : 253-261. (2008).

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