菌の図鑑
私たちのくらしの中で息づく、菌たちの素顔を覗いてみませんか?
用語解説
YIF-SCAN®(いふすきゃん)
培養せずに腸内フローラを迅速・簡便・高精度に解析することのできるシステム。
関連健康用語 |
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インスリン抵抗性
2型糖尿病の要因のひとつ。インスリンの働きや分泌量が正常であるにもかかわらず、インスリンが十分な効果を発揮していない状態のことを指す。「インスリン抵抗性が高い」あるいは「インスリン感受性が低い」と表現する。
関連健康用語 |
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潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)
主に大腸に発生し、下痢、血便や腹痛を伴う難治性の慢性炎症疾患。再燃と緩解を繰り返す。国の難病(特定疾患)に指定されている。⇒健康用語の基礎知識「炎症性腸疾患」
関連健康用語 |
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ガス壊疽(がすえそ)
重度の怪我などでウェルシュ菌が皮下に入り込みガスを発生しながら筋肉などの壊疽をおこす。ウェルシュ菌は酸素を嫌うため、高圧酸素療法が補助的な治療法として使われる場合がある。
芽胞(がほう)
胞子と同じ意味。細菌学の分野ではこの呼び方が多い。
緩解(かんかい)
病気そのものは完全に治癒していないが、症状が一時的あるいは永続的に軽減または消失すること。
桿菌(かんきん)
棒状または円筒形の細菌の総称。
偽膜性大腸炎(ぎまくせいだいちょうえん)
ディフィシル菌が異常増殖し、それがつくる毒素が大腸粘膜を傷つけ偽膜形成を伴う大腸炎を引き起こす。抗菌薬服用5~10日後に発生する水のような下痢が主な症状。高齢者に多い。
関連健康用語 |
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球桿菌(きゅうかんきん)
桿菌の中でも長径と短径の比率がほとんど変わらず、球菌と見分けのつかない菌。
球菌
球状の細菌の総称。
莢膜(きょうまく)
細菌の表面を覆う粘性・膠状(こうじょう)の厚い膜。多糖類などからなり、菌体を保護する。
グラム陽性/陰性
細菌を色素で染色し、それにより細菌を分類する基準のひとつ。紫色に染まるものは陽性、紫色に染まらず赤く見えるものは陰性と区別される。染色の違いは細胞壁の構造の違いによる。
関連健康用語 |
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クローンライブラリー法
混在する腸内細菌の16SrRNA遺伝子をPCRで複製した後、それぞれ単離し、塩基配列を解読することで、大量のコレクションを作成し、構成菌種を調べる方法。
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好気性菌
酸素がないと生育できない。空気中の酸素を利用して有機物を分解し、それにより得られるエネルギーを利用するタイプの菌。
サルコイドーシス
肉芽腫(こぶ状のかたまり)を形成する原因不明の全身性疾患。
集積培養法
特定の微生物が好む生育条件で培養を行い、目的とする微生物を選抜する培養法。
関連健康用語 |
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16SrRNA
細胞内でタンパク質合成を担うリボソーム中に含まれる核酸(RNA)のこと。この核酸の塩基配列は菌種ごとに異なるため、その配列を調べることで菌の分類・同定を行うことができる。また、その配列は特定の菌種の検出・定量にも利用されている。
関連健康用語 |
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脱窒菌(だっちつきん)
硝酸を窒素ガスに還元する微生物の総称。
通性嫌気性菌
酸素があってもなくても生息できる性質の菌。
難消化性多糖
ヒトが消化、吸収できない多糖類のこと。ヒトの腸内には難消化性多糖や食物繊維など、ヒトが消化、吸収できない物質が存在し、それらが腸内細菌の餌になっている。
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難消化性でんぷん
ヒトや哺乳類の消化酵素で消化されず、大腸の細菌のエサとなるでんぷん。未調理のでんぷんやマメ類、長芋、冷ご飯などに多く含まれる。
関連健康用語 |
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微好気性菌
生息するのにある程度の酸素を必要とするが、大気より少ない酸素濃度を好む菌。
偏性嫌気性菌
特に酸素を嫌う性質の菌。
鞭毛(べんもう)
毛状の細胞小器官。運動に必要な推進力を生み出すことが主な役目。