菌の図鑑

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ストレプトコッカス サーモフィルス

ストレプトコッカス サーモフィルス
学名 Streptococcus thermophilus
分類 Firmicutes 門 Bacilli 綱
Lactobacillales 目 Streptococcuaceae 科
通称 サーモフィルス菌
形状 レンサ(連鎖)球菌
分布 発酵乳、チーズ
発見 1919年
発見者 オルラ・ヤンセン(デンマーク)

サーモフィルス菌とは

 乳酸菌の分類体系を確立したデンマークのオルラ・ヤンセンは、1919年に低温加熱殺菌乳を発酵させる連鎖(繋がった鎖)状の球菌を発見しました。この菌は、60℃30分の加熱殺菌では死滅せず、45℃で良好な増殖を示すことから、熱を好むという意味の thermophilus;サーモフィルス菌と命名されました。属名のストレプトコッカスは連鎖状の球菌という意味です。牛乳の中の乳糖を材料に多量の乳酸を産生する乳酸菌の仲間で、ヨーグルトやチーズの「種」(スターター)として古くから用いられています。通性嫌気性で培養しやすく、風味やテクスチャー(物性)の良い発酵乳ができるため、日本で市販されている多くの製品にも使用されている代表的な乳酸菌の一つです。

 また、サーモフィルス菌とブルガリクス菌(ラクトバチルス ブルガリクス)の2菌で発酵させて作る伝統的なヨーグルトでは、ブルガリクス菌が作ったアミノ酸を利用してサーモフィルス菌がブルガリクス菌の増殖を助ける蟻酸を作るといった菌同士の共生関係があることも知られています。

注釈

※ 通性嫌気性菌 : 酸素があってもなくても生息できる性質の菌

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