コリンセラ アエロファシエンス
学名 | Collinsella aerofaciens |
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分類 | Actinomycetota 門 Coriobacteriia 綱 Coriobacteriales 目 Coriobacteriaceae 科 |
形状 | レンサ(連鎖)桿菌 |
分布 | ヒト腸内 |
発見 | 1935年 |
発見者 | アーノルド H. エーガス |
細菌名の由来
属名コリンセラは英国の微生物学者コリンズ博士に由来して命名されました。コリンセラ属の中で最も代表的な菌種(タイプスピーシーズ)であり、種名のアエロファシエンスはギリシャ語で「ガスを産生する」という意味です。
諸性質
本菌はグラム陽性の偏性嫌気性菌です。大きさは0.3~0.7×1.2~4.3マイクロメートルでおよそ6個から120個の細胞が連なった連鎖桿菌です。鞭毛を持たず芽胞を形成しません。ブドウ糖や乳糖をはじめとする種々の糖源から酸や水素ガスを産生します。
分布など
本菌は90%以上のヒトの腸内に広く分布しており、大便1gあたり約10億個もの高菌数で検出されます。また、過敏性腸症候群の患者においては本菌の菌数が少ないことが報告されています。しかし、本菌の生理作用については未だ明らかになっていないことが多く、これからの研究が期待されます。
出典
Eggerth A. H. J Bacteriol 30(3): 277-99. (1935).
Kageyama A. et al. Int J Syst Bacteriol 49 Pt 2: 557-65. (1999).
Kageyama A. et al.0 FEMS Microbiol Lett 183(1): 43-7. (2000).
Kassinen A. et al. Gastroenterology, 133(1): 24-33. (2007).
(2023年6月時点)
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