難消化性
難消化性とは、ヒトの消化酵素で消化(分解)されにくい食物中の成分の特性を意味します。
難消化性を有した食物中の成分の一つとして食物繊維が挙げられます。食物繊維は、炭水化物の一部であるものの、ヒトの消化管から分泌される消化酵素による作用を受けにくいため、そのほとんどが大腸へ到達します。
この難消化性に起因する生理的機能と生活習慣病予防との関連が注目されています。上で述べた食物繊維等が、下部消化管に生息する腸内細菌によって発酵分解を受けると、最終代謝産物として酢酸や酪酸などの有機酸が産生されます。これら有機酸の大部分は、生体内に吸収されエネルギー源として役立つだけでなく、生体内での各種代謝に影響を及ぼすこと、腸管内で有害菌の増殖を抑制することが報告されています。
(2023年4月時点)
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