インフルエンザ
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる急性感染症で、症状として高熱や筋肉痛、関節痛、 全身の倦怠感などを伴うのが特徴です。毎年世界中で、少しずつ変異したウイルスが、初冬から春先にかけて流行しており、これを季節性インフルエンザといいます。
一方、大きく性質の異なるインフルエンザウイルスが突然出現することがあります。これを新型インフルエンザといい 、多くの人が免疫を獲得していないため、まん延しやすく注意が必要です。しかし、多くの人が新型インフルエンザに対して免疫を獲得することで流行は収束し、新型インフルエンザは季節性のインフルエンザへと移行します。
2009年に出現した豚由来の新型インフルエンザA(H1N1)pdm2009は、同年6月にはWHOがパンデミック宣言を出し、国内では1年余で推計約2千万人が罹患しました。その後、死亡率が高くないこと、翌年には流行が落ち着いたことから、2011年4月から季節性インフルエンザとして取り扱われることになりました。
季節性と新型、いずれのインフルエンザにおいても、ウイルスの主な感染経路は咳やくしゃみなどによる飛まつ感染です。感染者がマスクを着用することで周囲への感染拡大を抑えることができます。また、手に付着したウイルスが体内に入ることで感染する可能性がありますので、手洗いを頻回に行うことが感染予防に効果的です。さらに、免疫機能の低下により感染や重症化のリスクが高まるため、日頃から免疫機能を低下させない生活習慣を心がけることが望ましいといえます。
【参考】
厚生労働省 令和3年度インフルエンザQ&A(2023年4月時点)
(2023年4月時点)
“インフルエンザ”の関心度
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