歯周病
歯周病は、プラーク(歯垢)中の細菌の感染によって、歯肉(歯ぐき)、歯と歯肉の間、歯を支える骨など、歯の周囲に炎症が引き起こされた疾患の総称です。歯肉のみに感染性の炎症が認められる歯肉炎と、炎症が歯と歯肉の間、さらには歯を支える骨にまで広がった歯周炎に分けられます。歯周病には多くの細菌の感染が関与していますが、原因菌としては、ポリフィロモナス ジンジバリスなどのグラム陰性嫌気性細菌が注目されています。
疫学調査の結果、日本人の罹患率のピークは、歯肉炎では10代後半から30代前半、歯周炎では50代から60代です。とくに、50代では約半数が歯周病に罹患していると言われており、深刻な問題になりつつあります。また、歯周病は単に口腔内の慢性的な炎症性疾患であるだけでなく、糖尿病や循環器系疾患などの全身性疾患との関連性が指摘されています。歯周病の予防には歯磨きなど普段からの口腔ケアが重要です。
(2023年4月時点)
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