アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴う湿疹(炎症)が一進一退を繰り返す慢性的な皮膚疾患で、小児期での発症、強いかゆみによるQOL(生活の質)の低下、他のアレルギー疾患を併発しやすいなどの特徴があります。
発症には遺伝、環境、栄養など複雑な要因が関係していることが知られており、とくに、免疫バランスの異常が発症に関与していると考えられています。さらに、最近では皮膚から体内への異物の侵入を防ぐ皮膚バリア機能の低下も重要であることがわかってきました。バリア機能が低下することで、ダニなどの異物が皮膚内部に入り込みやすくなり、アレルギー反応が引き起こされてアトピー性皮膚炎になります。そして、皮膚炎や皮膚をかきむしることによってさらに皮膚のバリア機能が低下し、この負のサイクルにより症状が慢性化します。
アトピー性皮膚炎の改善には、アレルギー体質の改善(免疫バランスの正常化)と皮膚のバリア機能の強化が大切です。最近では免疫バランス調節機能を持つ乳酸菌によるアトピー性皮膚炎の改善効果の研究も行われています。
(2023年4月時点)
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