プロバイオティクス
プロバイオティクス(probiotics)は抗生物質(antibiotics)に対比される言葉で、共生を意味するプロバイオシス(probiosis; pro 共に、~のために、biosis 生きる)を語源としています。プロバイオティクスの定義としては、FAO※1/WHO※2が2001年の国際専門家会議1)で公表した「十分量を摂取したときに宿主に有益な効果を与える生きた微生物」が広く受け入れられており、ISAPP※3もこれに文法上の修正を加えた定義を提唱しています。
プロバイオティクスの持つ"有益な作用"としては、下痢や便秘を抑える、腸内の良い菌を増やし悪い菌を減らす、腸内環境を改善する、腸内の感染を予防する、免疫機能や神経系を調節する、などが挙げられます。つまり、プロバイオティクスを摂ると、おなかの健康を守るとともにからだ本来の力を強める手助けになると考えられています。プロバイオティクスの候補としては、乳酸菌やビフィズス菌が有名です。しかし、科学的にそれらの効果や機能が証明された乳酸菌やビフィズス菌は特定の菌株に限られています。特定保健用食品や機能性表示食品には、研究を通じて効果が確認された菌株が使われていますので、プロバイオティクスを選ぶ際の目安にすると良いでしょう。
※1:FAO:Food and Agriculture Organization of the United Nations(国連食糧農業機関)
※2:WHO:World Health Organization(世界保健機関)
※3:ISAPP:International Scientific Association for Probiotics and Prebiotics(国際プロバイオティクス-プレバイオティクス学術機関)
【参考資料】
1) Joint FAO/WHO Working Group on Drafting Guidelines for the Evaluation of Probiotics in Food: Guidelines for the Evaluation of Probiotics in Food 2002.
2) Hill C et al. Expert consensus document. The International Scientific Association for Probiotics and Prebiotics consensus statement on the scope and appropriate use of the term probiotic. Nat Rev Gastroenterol Hepatol. 2014;11(8):506-14.
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