胆道がん
胆道がんとは、肝臓で作られた胆汁を十二指腸まで運ぶ胆道にできるがんのことです。胆道がんは、発生部位によって胆管がん、胆嚢がん、乳頭部がんに分類されます。日本では年間20,000人以上の人が胆道がんを発症しています。胆道がんは、がんによって胆道が閉塞し、胆汁が胆管から血管に逆流することで黄疸が生じて発見される場合があります。また、血液の腫瘍マーカーの検査、超音波検査、CT検査、MRI検査、内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査、血管造影検査などの診断法によっても発見されます。
胆道がんの治療は、化学療法(抗がん剤)、放射線療法があまり有効でないため、遠隔転移のない場合には、外科手術が第一選択となります。手術は、胆嚢・胆管を切除するだけでなく肝臓もある程度切除してがんの浸潤している部分を取り除く必要があるため、非常に難易度が高いですが、術式や術前後の栄養管理の進歩により治療成績は年々向上しています。
(2023年4月時点)
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