アグリコン
近年、ヒトの健康に良い影響を与える植物由来の化合物(ファイトケミカル)が注目されています。ファイトケミカルのうち、グルコースなどの糖が結合している形のものを配糖体、また、配糖体から糖が外れたものをアグリコンと呼びます。
配糖体が体内に吸収されるためには、一般的に配糖体からアグリコンに変換されることが重要と考えられています。代表的なファイトケミカルであるイソフラボンは、大豆に多く含まれており、骨粗しょう症や乳がんの予防に効果があると言われています。しかし、大豆中のイソフラボンはほとんどが配糖体として存在しており、体内に吸収されません。腸内細菌などの働きによって糖が外れ、アグリコン型のイソフラボンに変換されると、体内に吸収され機能を発揮します。
最近では乳酸菌による発酵で配糖体型イソフラボンの一部がアグリコン型のイソフラボンに変換された発酵豆乳も商品化されています。
(2023年4月時点)
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