cDC(従来型樹状細胞)
cDC(従来型樹状細胞)は免疫細胞である樹状細胞(Dendritic Cell)の一種です。樹状細胞には主に2つのサブセット(共通の性質や機能を持つグループ)があり、そのうち先に発見された方がconventional(従来型/標準型/通常型)DC、もう一方がplasmacytoid(形質細胞様)DCです。
cDCは、貪食などの機構で取り込んだ病原体や異物の一部(抗原)を細胞表面に提示してT細胞を活性化させる、「抗原提示」という免疫応答の起点となる役割を担っています。さらに機能面の違いから、cDCは1型(cDC1)と2型(cDC2)に分類されます。cDC1はCD8陽性T細胞に対する抗原提示能が高く、CD8陽性T細胞を効率よく活性化させることができ、ウイルスや腫瘍に対する防御を担います。一方、cDC2は多様なCD4陽性T細胞の分化・成熟を誘導する役割を担います。
近年の技術革新によって、腸管粘膜組織やリンパ節に、新たな樹状細胞のサブセットが次々と発見されており、それぞれの機能解明が進んでいます。これらの知見は、ワクチン開発やアレルギー治療などへの応用が期待されています。
【参考資料】
1) Arroyo Hornero R et al. TNF and type I interferon crosstalk controls the fate and function of plasmacytoid dendritic cells. Nat Immunol. 2025;26(9):1540-1552.
2) Hoelting TLB et al. Antigen-presenting cells as arbiters of mucosal tolerance and immunity. Nat Immunol. 2025;26(11):1890-1902.
(2026年1月時点)
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