単球
単球は白血球の一種で、白血球の中で最も大きな細胞です。骨髄の中で生まれ、成熟したあとに、血中へと送り出され、生体内をパトロールして異物や病原体の侵入を監視する役割を担います。単球は貪食細胞の仲間で、ひとたび組織内に異物や病原体が侵入すると、血液から組織に移動し、速やかに異物を取り込み、分解・排除します。そして、移動先の組織でマクロファージや樹状細胞に分化・成熟し、分解した異物の情報を基に、T細胞などさまざまな細胞を活性化することで、適応免疫応答の起点として機能します。このように単球は、自然免疫と適応免疫の橋渡し的な役割を担っています。
近年、単球は特徴の異なる3つのグループ(古典的単球、中間型単球、非古典的単球)に分けられ、それぞれが感染症や自己免疫疾患などの病態の制御に関与していることが明らかになりつつあります。しかし、分類や機能の面からも不明な点が多く、今後の研究の進展が期待されます。
【参考資料】
1) Schulte-Schrepping J et al. Severe COVID-19 is marked by a dysregulated myeloid cell compartment. Cell. 2020;182(6):1419-1440.e23.
2) Ma WT et al. The role of monocytes and macrophages in autoimmune diseases: a comprehensive review. Front Immunol. 2019;10:1140.
(2026年1月時点)
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