B細胞
B細胞はリンパ球の約20-40%を占め、その重要な役割は体内に侵入した病原体を排除するために必要な「抗体」を作り出し、体液性免疫に関わることにあります。1つのB細胞は1種類の抗体しか作れないため、抗体遺伝子の組み合わせを変化させたりすることで1億種類以上の抗体を作り出し、多種多様な病原体の侵入に備えます。
ある病原体が初めて体内に侵入すると、その病原体に対する抗体を持つB細胞が、主にヘルパーT細胞と協力して抗体を作り出します。1度病原体に反応したB細胞は、一部が記憶細胞として体内に長く維持され、同じ病原体が再度侵入したときに迅速に反応します。この状態はよく「2度無し現象」と称され、予防接種などに応用されています。
(2023年4月時点)
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