表在性膀胱がん
表在性膀胱がんとは、膀胱がんをその形態などから分類したときのタイプの1つです。膀胱は尿を貯めておく袋のような臓器で、がんが袋の内側の粘膜(移行上皮)だけにとどまり、その外側の筋層までは達していないことが特徴です。内視鏡で見ると、表面がぶつぶつした乳頭状を呈しています。組織学的には,膀胱がんの90%以上を移行上皮がんが占めており、膀胱がんの大部分は表在性膀胱がんであるといえます。
膀胱がんの症状として最も多いのは目で見てもわかる血尿です。標準的治療法である「経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)」(内視鏡を用いた電気メスによる切除)と膀胱の中に細胞傷害性抗がん薬やBCG(ウシ型弱毒結核菌)を注入する膀胱内注入療法を行いますが、リスクの高いタイプの場合には2回目のTURBTや膀胱全摘除術が行われることもあります。
(2023年4月時点)
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