α-グルコシダーゼ阻害
食事に含まれるでんぷんなどの糖質は、そのままのかたちでは吸収されません。まず、唾液や膵液に含まれる消化酵素の働きによって、単糖が複数個つながった二糖類や三糖類、デキストリンなどにまで分解されます。次いで、マルターゼやスクラーゼなどのα-グルコシダーゼと総称される酵素の働きによって単糖へと分解されることで、体内に吸収されます。このα-グルコシダーゼの働きを妨害し、単糖への分解を妨げて糖の吸収を遅らせることを「α-グルコシダーゼ阻害」と呼びます。この阻害作用を持つ薬剤は、食後の急激な血糖値の上昇を抑制する糖尿病薬として利用されています。
また、食品成分であるグァバ葉ポリフェノールにも医薬品と比べると穏やかですが、α-グルコシダーゼ阻害作用があり、糖の吸収を穏やかにする特定保健用食品の関与成分として利用されています。
(2023年4月時点)
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