低出生体重児
出生後の環境に適応できない未成熟な新生児は、臨床的な表現で「未熟児」と呼ばれてきました。現在では出生時の体重が 2,500 g未満の新生児を総称して低出生体重児(low birth weight infant)と呼んでいます。さらに、低出生体重児のうち1,500 g未満の新生児は極低出生体重児(very low birth weight infant)に、1,000 g未満の新生児は超低出生体重児(extremely low birth weight infant)に分類されています。低出生体重児であっても、在胎週数が正期産に近い場合は機能が成熟していますが、早産児の場合は、単に低体重であるだけでなく、免疫、消化、呼吸等のあらゆる機能が未熟なため、壊死性腸炎、黄疸、感染症などのさまざまな合併症を起こしやすいことが問題となっています。そのため低出生体重児の合併症予防として、近年、出生直後からのプロバイオティクスの投与が効果を上げており、大きな関心を集めています。
(2023年4月時点)
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