GABA(γ-アミノ酪酸)
GABAはgamma-aminobutyric acidの頭文字をとったもので、「ギャバ」と呼ばれています。1950年に哺乳類の脳から発見された、たんぱく質を構成しないアミノ酸の一種です。その後の研究で動植物界に広く分布していることがわかっています。高等動物においては、抑制性の神経伝達物質として機能していることが知られています。また、脳機能改善効果や高めの血圧を改善する作用なども認められており、これを利用した医薬品・食品も開発されています。
血圧は交感神経の活動が高まると上昇しますが、GABAはこの交感神経の亢進を抑え、血管の収縮に働くノルアドレナリンの分泌を抑えることにより血圧を低下させることが考えられています。GABAを産生する能力を持つ乳酸菌を利用して調製された発酵乳製品は、血圧が高めの方に適した「特定保健用食品」として承認されています。
(2023年4月時点)
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