トマスクラベリア ラモーサ
学名 | Thomasclavelia ramosa |
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分類 | Bacillota 門 Erysipelotrichia 綱 Erysipelotrichales 目 Coprobacillaceae 科 |
形状 | 桿菌 |
分布 | 腸管 |
発見 | 1898年 |
発見者 | ベイロンとズーバー(フランス) |
菌の特徴
トマスクラベリア ラモーサは、1898年に虫垂炎患者から見つかった偏性嫌気性菌です。当初はバシルス ラモーサムと名づけられましたが、1971年にクロストリジウム ラモーサムと改名されました。2023年には、16S rRNA遺伝子配列に基づくクロストリジウム属の再分類によって、本菌はいくつかのクロストリジウム(クロストリジウム スピロフォルメ、クロストリジウム コクレタムなど)とともにトマスクラベリア属に分類されることになり、菌名もトマスクラベリア ラモーサに改名されました。
健康との関わり
ヒトの腸内に広く棲息しており、敗血症の患者から検出されることがありますが、腸内での病原性は確認されていません。動物を用いた研究によると、本菌が糖尿病の発症に関わっている可能性も示唆されていますが、ヒトの健康に対する本菌の役割はまだ不明な点が多く、今後の研究課題となっています。
出典
Woting et al. MBio. 5:e01530-14. (2014)
Forrester et al. Surg Infect (Larchmt). 15:343-6. (2014)
Lawson et al. Int J Syst Evol Microbiol. 73:1-9. (2023)
(2023年6月時点)
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