バルネシエラ インテスティニホミニス
学名 | Barnesiella intestinihominis |
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分類 | Bacteroidota 門 Bacteroidia 綱 Bacteroidales 目 Barnesiellaceae 科 |
形状 | 桿菌 |
分布 | ヒトの腸内 |
発見 | 2008年 |
発見者 | 諸富ら(ヤクルト中央研究所) |
菌の特徴
バルネシエラ属は、2007年に理化学研究所のグループによって新属として提唱されました。ヤクルト中央研究所で発見されたバルネシエラ インテスティニホミニスは、この属で見つかった2番目の菌種です。菌種名のintestinihominis は、"human intestine(ヒトの腸管)"を意味するラテン語"hominis"、"intestini"にちなんで命名しました。
この菌はグラム陰性、偏性嫌気性の桿菌で、多形性を示します。菌の大きさは0.4~1.0×1.3~13.0マイクロメートルです。その他にグルコースからコハク酸と酢酸を生成することや腸内腐敗産物のひとつであるインドールを作らないといった特徴を持ちます。
分離することのメリット
現在のところ、バルネシエラ属は、鶏の盲腸から見つかったバルネシエラ ウィスセリコラとバルネシエラ インテスティニホミニスの2菌種しか見つかっておらず、腸内での役割など詳しいことはまだわかっていません。しかしながら、生きた菌を分離できたことで、ゲノム解析によって遺伝情報を取得することができ、新たな知見が得られることが期待されます。
出典
Morotomi M et al.Dialister succinatiphilus sp. nov., and Barnesiella intestinihominis sp. nov., isolated from human faeces.International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. 58(12):2716-2720(2008)
(2023年6月時点)
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