ビフィドバクテリウム シュードカテヌラータム
| 学名 | Bifidobacterium pseudocatenulatum |
|---|---|
| 分類 | Actinomycetota門 Actinomycetes綱 Bifidobacteriales目 Bifidobacteriaceae 科 |
| 形状 | 桿菌(培養条件によりY字型) |
| 分布 | 主にヒトの腸管 |
| 発見 | 1979年 |
| 発見者 | スカルドヴィら(イタリア) |
ビフィドバクテリウム シュードカテヌラータムとは
本菌種は1979年にスカルドヴィらにより新種として報告されました。pseudoは"偽の"、catenulatumは"鎖状に連なる"を意味します。鎖状に連結する菌体の形状が、先に報告されていたB. catenulatum(ビフィドバクテリウム カテヌラータム)の菌体形状と似ていたことから、"B. catenulatumの偽物"という意味の種名がつけられました。"偽"という言葉が含まれていますので、あまり見かけない菌種と思われるかもしれませんが、この菌種は日本人の腸内からはビフィドバクテリウム カテヌラータムよりも高い頻度で検出されます。ビフィドバクテリウム シュードカテヌラータムは、日本人成人の全腸内細菌種の中でも占有率が上位トップ5に入るほど、身近な腸内細菌です。
キシラン類の利用性に特徴があるビフィズス菌
ビフィズス菌は糖を利用して増殖します。利用する糖には菌種ごとに特徴があり、本菌種はキシラン類の利用性が高いことが報告されています。キシラン類は、キシロースと呼ばれる単糖が多数結合した糖質の総称で、コメやムギなどの穀物に豊富に含まれています。ビフィドバクテリウム シュードカテヌラータムは、全ての菌株が低分子のキシラン類(キシロオリゴ糖など)を利用できることが確認されました。また、一部の菌株は、高分子の長鎖キシラン類(アラビノキシランなど)を完全に分解できることがビフィズス菌としては初めて確認されました。ビフィドバクテリウム シュードカテヌラータムが日本人成人の腸内から高頻度で検出される要因の一つは、日常的な食事に豊富に含まれるキシラン類の利用性の高さである可能性があります。
【参考資料】
1) Scardovi V et al. Int J Syst Evol Microbiol. 1979;29:291-311.
2) Nishijima S et al. DNA Res. 2016;23(2):125-33.
3) Watanabe Y et al. ISME Commun. 2021;1(1):62.
(2024年9月時点)
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